おはなしメモリアル

  • 僕の考えた恋愛シュミレーションゲーム

http://rere.sakura.ne.jp/diary/20061113.html

ヒロインから「べつにきもくは――ないかな」という感情をおおむね向けられれば攻略完了(会話イベントは一切ない)。卒業時に伝説の樹の下――を帰宅時に通過する時に目当てのヒロインに舌打ちをされなかったらハッピーエンド。

徹底的に他人との交流がないほうが物語としては美しいけれども、プレイヤーが他人と会話できたらハッピーエンドってのもいいかな。相手、女でなくてもいいの。クラスメイト全員が攻略対象という自由度の高さがウリ。何年もかけて自分から話しかけることができた瞬間に「二人の時(ときめきメモリアルエンディングテーマ)」が流れるのよ。ときメモでその後の恋愛が描かれることがないように、彼が何を話そうとしたのかが描かれることもない。描かれることがないままに「不思議な運命のめぐり合わせに 心から感謝したい まだ二人は始まったばかりだけど この気持ち 変わらない 永久に」などというあまりにも思い込みの激しすぎる歌詞だけが耳に流れ込んでくるという。
ラブソングって「実はお互いが恋愛関係にない」っていう設定で聞くとすげえ面白いな。同じ量の想いも、相手に承認されていればロマンチックで承認されていなければ狂気なのだよな。当たり前だけど。

二人の時

ときメモのエンディングテーマである「二人の時」が好きなのだが、いや、好きなのだがと言っておいて別にそんなに好きじゃないことに気付いたんだが、なんとなく気になる。あれ?テンション下げたつもりが、なんか余計に好きっぽい表現になった。
いやいや、歌ってる金月に興味がないし、曲や歌詞に魅力を感じるわけでもないし、ときメモにそんな強い思い入れがあるわけでもないし、でもたまに聴きたくなるんよ。でも聴いてるうちにどうでもよくなって途中で消す。
こういう微妙な思い入れの曲ってカラオケとかで女の子が歌ってると気持ちよく聴けるんだよな。だれか俺の前で二人の時を歌ってくれる子がいたらいいのに……やっぱりいらない!!
今、女の子が俺の前で二人の時を歌ってるという状況を想像したんだが、かなり不幸な空間だった。ブルーハーツトレイントレインで歌った「ここは天国じゃないんだ かといって地獄でもない」を具現化したような空間が見えた。俺が控えめな口調で「地獄ではないけど…」って言いながら俯くシーンが見えた。更にその場面に至るまでの展開を想像したら脳に暗黒電流が流れた。全然想像しきれなかったにもかかわらず暗黒電流だけが流れた。
だいたいどんな状況だよ…女の子が二人の時を歌ってるって…。ああ、なんかオタのオフ会で参加者の女の子が歌ってるような…と考えたけど暗黒電流空間であることに変わりはなかった。
女の子が俺の前で二人の時を歌ってるんだけどハッピー要素しか感じられないというシチュエーションの考案が急務だな。ボヤーッと想像した範囲だと、そこでは俺は正座してた。正座して目を閉じてた。目を閉じて耳を塞いでた。