キミキス

なんか各所で地味に話題になってる今冬発売予定のPS2用ギャルゲ"キミキス"なんですが。

  • 公式

http://www.enterbrain.co.jp/game_site/kimikiss/

http://www.famitsu.com/game/coming/2005/07/19/104,1121763482,41464,0,0.html
だいたいにおいて告白成功を持ってゲーム終了とするギャルゲーが多い中、「いつでもどこでもキスができる」なんてキャッチフレーズを掲げてるって事は親密になったあとの物語に力がはいってるってことかい?…と思ったら最終目的は「意中の女の子への告白を成功させることが目的」ってどういうことだろう。なんか「ラストの告白場所を選べるよ」ぐらいのシステムじゃないかという気がしてきた。なにせ一ヶ月って設定だろう?オクテなオタの分身たる主人公が一ヶ月でゼロから親密な関係を築き上げたあげく何回もキスって無理無理(つうか心を閉ざしてるキャラとかいるんですけど。そんなん尚更無理ですよ)。どうも思ったよりつまらないことになりそうな予感がするなあ。まあ、仮にこれが親密になっていく過程をキスの繰り返しで表現…みたいなゲームだったとしても結局は"下級生"あたりとかわらんのだよな。それだけでは斬新さは感じられんだろうと思う。
とりあえず、キスの場所の選択として"土砂降りのスクランブル交差点"とか"全校集会の最中"とか"沈みかけのボートの上"とかを追加していただきたい。このゲームにおけるキスというものが「ポリゴンの世界でキャラクターを動かしてるだけで楽しい!」とかと同質だといいんだけどなあ。ソニック速ぇー!みたいな。

女の子と仲よくなるステップを臨場感たっぷりに盛り上げるのが“マッチング会話”です。女の子の趣味や好み、話している場所をよく考えて、色々話しかけてみてください。話題がうまく“マッチング”すると、ふたりの気持ちはどんどん盛り上がっていくはずです。

なんだよ人がいい具合に妄想膨らましてんのに、またもやギャルゲお馴染みのご機嫌うかがいシステムかッ!
なぜオタにとっての会話は一問一答式ですか!?
いかんよ。けしからんよ。男だったら初対面の女の子相手にみっちりMEGUMIの素晴らしさについて語り続けてるにもかかわらず、2時間後には何故かその子の家に上がり込んでるぐらいの強引さが必要であろう?要するにオタは「好感度ゲージを上げるには相手の好む話をし続けなければならない」と思うから息切れを起こすんですよ。これはギャルゲによる悪しき刷り込みですよ。それが欲しくないプレゼントだとしても露骨に顔をゆがめて不快感をしめす人間ってそうそういないでしょう?奴等、なんでも表情に出し過ぎ。そしてプレイヤーその顔色うかがいすぎ。これもオタから他人の心を推測する力を奪う要因。ゲーム脳。非行。家庭内暴力。大量殺人。
こんなもん、R1ボタンを押し込むとビンタ食らわすぐらいで丁度良いんスよ、フィクションなんだし。カサブランカダンディーシステム(聞き分けのない女の頬をひとつふたつ張り倒して)。つってもギャルゲじゃ流石に問題あろうなぁ。怒られそうだし。こういう時ってボーイズラブゲーに無限の可能性を感じるよね。バチーン!眼鏡パリーン!眉間から血がタラーッ!ここまでやっても男同士なら問題もなさそう。
だけどさ、問題があるからいいんだよ。この不自由さが良いんだよ。この不自由さってのがすなわち男女の関係の面白さなんだよな。
あの、ほら、女を殴っちゃいけないっていうさ。
そこが超面白い。
(本気で自分が何の話をしてるかわからなくなったので終了)