AI/HAは冷たい土の下で

なんか死体に蹴りをいれるような話なので気乗りしないんだが、どこのブログでも詳しく触れられなくなったようなので書いとくか…。
夏いっぱいを使って行われる日本初の代替現実ゲームAI/HA(http://plusd.itmedia.co.jp/games/articles/0507/15/news130.html)がどうなったかという話だが、なんとまだ終わってない。
簡単に言うと、登録した全国の参加者がネットを使わずに(実際に会ったり、郵送したりという手段で)パスワードの断片を集めていくゲームなのだが、やることがなくて愚痴るプレイヤー、更新されない公式ブログ、荒れ出す掲示板…とまあ、わかりやすい流れの果てに、なんとネットでパスの断片を交換をすることが許可されてしまう。代替現実ゲームじゃなくなった!
ゲームのルールを完全に変えてまでエンディングに到達させようとしたゲームマスターだったが、それでもクリアに到らない。
期日の8/31を越えてなおゲームは続き、ついにストーリーも何もなしにブログにヒントだけが書かれるようになった。あきらかにやる気を全く感じられない更新に人は減り、これからどうなるのかが全く予想できない有様。
もう、どう贔屓目に見ても失敗としか言いようのない惨状です。
ITmediaに取り上げられたってことで色々なニュースサイトでも紹介されてたみたいなんだけど、これって単にゲームマスターのがすけつ氏がソフトバンクと関係あるからってだけだよなあ、たぶん。
話が大きくなった(ように見えた)分、プレイヤーの期待も高まっていたようで、肩すかしをくらってしまったような格好。
プレイヤーから電話番号を収集してたりしたのに何にも使われなかったあたりからみて、主催者側でなんらかのトラブルがあったんじゃないかという気がするんだけどなあ。
…この手の失敗の話って自分が無関係でも微妙に悲しい気持ちになるな。
試み自体は面白かった気がするんだけどねえ。