スーパーモンキーに警告
- 西遊記-また君か@d.hatena
http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20060110#p1
俺も役者に罪があるとは思わないなあ。
香取悟空はかなり良い素材だと思うのですよ。暴力ふるわれたら勝てなさそう!っていう。
あの学芸会感は100%シナリオのせいかなと。
つうか歴代のドラマ西遊記はキャスティング面だけを見ると成功し続けてるはずなんだよな。
孫悟空…本木雅弘→唐沢寿明→香取慎吾
三蔵法師…宮沢りえ→牧瀬里穂→深津絵里
猪八戒…河原さぶ→小倉久寛→伊藤淳史
沙悟浄…嶋田久作→柄本明→内村光良
特に悟空&三蔵に関しては時代時代におけるベストキャスティングとすら言えるんじゃないだろうか?なのに何故ドラマ西遊記が成功したって話を聞かないんだろう。
主題歌がB'zの"愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない"だった とかそういう失敗の積み重ねなのは間違いないけど、やっぱり大きいのは世に蔓延する"泣ける作品こそ素晴らしい作品"っていう感覚なんじゃないかなー。送り手もテーマがないと不安になるのかもしれん。
だいたい、西遊記みたいな大風呂敷ストーリーを、なんで家族間のハートフルストーリー程度の枠に収めようとするのかがわからん。あの第一話って、キャラクター紹介も冒険要素も敵との掛け合いも全部削って感動部分にあててたじゃないですか。しかもうやむやになってるけど、あれって10割三蔵が悪いですよね?なんか良い話で誤魔化そうとしましたけど。
要するにあいつら分かり合おうとしすぎ。たまーに「やっぱり放っておけないな」ぐらいの態度を見せとけばいいものを、友情から生まれる感動を視聴者に伝えるべく必死に分かり合おう分かり合おうとパワー全開。もうマジ勘弁。猿と人間の友情が見たきゃ日光猿軍団見るってのよ。まああれは友情じゃないけどね。つうかあの打算的な関係の方が西遊記的とすらいえないだろうか?打算の中に生まれる信頼みたいな。猿軍団と西遊記って語感も似てるし。いや、まるで似てなかった。うまくまとめようとして欲張りすぎた。