アニポエム

中学生ぐらいの時にアニメージュの読者ページで見たポエムのことを思いだした。
アニメを見る奴は幼稚だという偏見に対する悲しみを綴ったポエムだ。
最初は、

なぜ?大人達は否定する
夢を与えてくれる魔法のThings

などという感じで、オタの理解されなさを夢見がちな調子で嘆きはじめるのだが、作者の感情はどんどんエスカレートし、そのスピードに追いつききれずに詩的表現の装飾ははるか後方へ次々と振り落とされ、詩とは言い難い生の感情が剥き出しになる。
 それでは最後のあたりを見てみよう。

大人になったらなったで、今度は友達に馬鹿にされる!!!

 完全に詩的要素ゼロの作者の現状説明が行われていた。


学校では詩というものは思いつくままのことを書けば良いと習っていたが、本当は、ただの感情の吐露でなく、それを加工し装飾する力が問われるのだなあと思ったものだ。
しかし、こうしてみるとオタの主張はかわらないな。この前しゃべり場でオタが怒鳴ってたのもこんな内容だった。そのオタもドン引きされていたことを思うと、詩に限らず伝える力というのは大事なのだなと思った。