その場のかっこよさを優先した結果

4/9放送分の仮面ライダーカブト。3人目のライダーである風間がメイクアップアーティストという特性を活かして、肌質からワームが擬態している女性を言い当てるというシーンがあった。この時点では風間がライダーであることは判明していないにもかかわらず、彼がただ者ではないことが視聴者に伝わってくる。
しかし数分後、その場にいた女性達全員の態度に異常が見えはじめる。殻が剥がれるように人間の姿が剥離し、ワームの本性が露わになる。天道が呟く。「全員ワームだったとはな…」


わー、節穴。風間、全然すごくなかった。というか、すごくないことになってしまった。「風間の観察力スゲー」を忘れて「実は全員ワームでビックリ」をやってしまったために風間スゲーの部分が殺されてしまった形。風間、いわば物語の犠牲者。
こういう、映像なら数分、漫画なら数コマで破綻してしまうものに名前をつけたい。なんかいい呼び名はないものか。