都内の路上にて同人誌を見るのこと

さっき夜道を歩いていたらハガレンの女性向け同人誌が無造作にゴミ捨て場に散らばっているのを見かけた。それにしても道路に女性向け同人誌が散らばってるのって不思議な光景だなー。男性向けエロアイテムが道に落ちてるのは珍しいことでもないんだけど。
ちょっと前に近所の寺の周辺にヒゲで小太りの全裸男性の生写真が散らばってたのを見かけたんだけど、場の違和感としては女性向け同人誌の勝ちだった。
一見してエロってわかるような表紙でもなかったし、一般人の目からすればオタっぽい絵が描かれた薄い本でしかないんだろうけど、なんだろうこの違和感は。同じ紙であるにも関わらず、近くに束ねられたVIVIの古雑誌とはあきらかに存在感が違うのな。
んで、ちょっと考えたけど、おそらくそれなりの愛情を持って買われたであろう物が道端にある違和感なのかな、と思った。そんなこというなら漫画にしろ小説にしろ求められて購入されたものなんだけど、女性向け同人誌にはもっと強い思い入れがあるような気がしちゃうじゃない(正確には描かれてるキャラへの思い入れ)。愛を注いだ物が紙屑に変わるという逆錬金術を目の当たりにしてしまった衝撃なのかなあ。愛の残滓。それが公共の道路の上で一般の目に晒されてるという。