ポップンカードに愛を込めて

ああ、そうだ。上のような話をしていたら面白い話を聞いたんだった。ごく一部での話だろうが、ポップンミュージックのプレイヤー同士でカップルが成立するとカップルカードみたいなものを作るという文化が存在するらしい。最近のコナミアーケードゲームe-AMUSEMENT PASSというカードでゲームの成績を記録しておけるものが多いのだが、このカードを各々が所有しているとものとは別で2人の名前が連名で登録されたものを作成するらしい。実用的な価値はないので記念の品みたいな扱いであろう。
表面にイニシャルが彫られてる等、目に見える形でなく、データとして2人の名前が入ってるだけで、本来ゲーム内容を記録するためのだけのカードに特別な意味がエンチャントされるのは新しいなと思った。無論、縁日で恋人に買って貰ったおもちゃの指輪が本人の思い入れ次第で価値のあるものになるなどといったことは昔からあったのだが、この場合は明らかに誰が見ても愛の証であろうと思われる連名がカード内に封入されており、かつそれはポップンミュージックの筐体に差し込まないと世に現出することはなく、更にそれが実際に筐体に差し込まれることは滅多なことではないであろうというあたりに面白さを感じた。プレイヤーの年齢が比較的若いポップンだからこそ起こりそうな文化であり、これは是非とも現物を見てみたいと思ったが、よく考えたら外見的には普通のカードだから別に見てもしょうがないか。