けいおんを三話まで見た

けいおんを三話ぐらいまで見た。人の家で勝手にお菓子を食べながら見るアニメは最高だぜ。思わず、さすが京アニと賞賛の言葉を送らずにはいられなかった。何この甘くてフワフワしたヤツ。超おいしい。さすが京アニ
で、話が始まるなり記号みたいな奴らが4人ぐらい出てきた。キャラがずっと制服着てるアニメは描きわけが重要になるよなー。あんまり激しい髪色および髪型が許されてない世界だとなおさらの事だ。4人というのは俺の記憶力からするとかなり危険なラインなんだが、洗練された記号化が暗記を容易なものにしたようだ。黒髪、眉毛、ヘアバンド。そのどれでもなければ主人公だ。
記号で思い出したが、一話はいきなり数々の定型パターンが見られるな。布団から手だけ出して目覚ましを止めるとこから話が始まるとか、一人の新入生に大量の部活勧誘が突進してくるとか、期限までに○○しないと廃部!とか。パターンにそって記号が動くオタに優しい世界。
二話と三話は途中の主人公の駄目さ加減に度肝を抜かれるというか、最近ネットでよく見る、架空キャラの素行に厳しい人達が激怒するんじゃないのって心配になった。周りの皆が善意から協力してくれてるのに、当人まるでやる気なしってシーンが連発されてるので、いつ眉毛が今までに見せた事のない表情でキレはじめるか心配になった。でも最後あたりで唯が「みんなありがとう」とかお礼を言ってるのを見ると「ありがとうって言ってるし別に良いか……」みたいな気持ちになれた。主人公に対する期待のハードルがどんどん下がっていく。最終的に目標達成してるし、唯ちゃん充分頑張ってるじゃんみたいな。これ、四話以降もこんな感じで唯が面倒事を持ち込んでくる形で進行するんだよね?「ギターが壊れた!」とか「飼い犬がいなくなった!」とか「子供をバイクで撥ねた!」って具合に。んで、毎回「ギターがんばるよ!」で終了。ラスト一話前までそれを繰り返して最終回は急に武道館!とか、そういう夢のある話が見たい。卒業までに武道館はやって欲しいよねー。今まで色んなハードルをなんとなく乗り越えてきたわけじゃん。子供を撥ねたのに無罪を勝ち取ったわけじゃん。客として武道館に来てたんだけど、出演者が遅刻してるらしいという話を聞いて「私達できます!」みたいな。そういう酷い作り話でいいから武道館はやって欲しいなー。
あと、狼で「アニオタはEDが好きでハロヲタはOPが好き」みたいなレスを見たんだけど、妙に納得できた。この書き込みをした人がそう言ってるだけでデータがあるわけでもなんでもないんだけど。