嘘のプログレッシブナイフは誰の背に刺さるか

うっかり本気にしてしまいそうな嘘として「コミックボンボンに掲載された餓狼伝説の漫画は一部の好事家の間で有名だけど、何故かボンボン版エヴァンゲリオンに対する言及って全然見かけないよね」というものを思いついた。さっそくtwitterで「こんなデマゴーグを思いつきましたよー」って感じでニヤニヤしながら発言したら、「弟が気まぐれで何号か買ってたボンボンに、ものすごい同人ノリのエヴァ漫画が載ってましたけど?」っていう返信が返ってきて仰天。嘘のつもりが真実を言い当ててしまった。流石は俺。……などと思って早速グーグルでボンボン版エヴァの詳細を調べようとしたのだが、全くヒットしない。ウィキペディアにも載ってない。つまり嘘だった。騙された。俺に騙された。
それにしても自分が数分前についた嘘にまんまと騙されるなんて、児童向けギャグマンガの主人公のような抜けっぷりだ。まあ、図らずも自らの考えた嘘の有効性を自らによって証明する結果となったので大変満足である。顔が汗でびっしょりなのは単に暑いからであり、別に俺は何も恥じていない。
これって、「火星人襲来とか言ってふざけてますけど、本当に火星人が攻めて来てるらしいっスよ?」と言われたオーソンウェルズが「マジで!?こわい!たすけて!」と言いながらラジオブースを飛び出していったというような話だからなー。我ながら純粋すぎるなと思った。♪疑うことさえーまだ知らないーいたいけな瞳ー。