ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破を見てきた 二回目(注:ネタバレあり)

二回目見てきた。今ちょっとテンション上がっちゃってエントリのタイトルの『二回目』って部分を『弐回目』って表記した後、「いやー?それはどうだろう」って照れ笑いしながら修正した。二回目もマキはナイスメガネだった。一回目に見た時と寸分たがわぬナイスメガネっぷりだった。奴にはブレがないねー。以下、だいたい物語の流れに沿って箇条書き。当然ながらネタバレがあるので未見の方はすぐに両目をアイパッチで塞いでください(ネタバレ)。

  • 初っ端からナイスメガネ来た!全くの新キャラに客席は理解を示してくれるのかという心配を吹き飛ばすかのような観客一体となってのナイスメガネコール。周囲から口々に「元気があって良いね」「親しみが持てる」などの賞賛の声が。
  • 男らしい坂本真綾!いい声!なぜか説明台詞!
  • あれ……清川さん、微妙に冬月の声忘れてね?土師さんが微妙にアミバの声を忘れてる感じで。とか思ったけど、ここだけだったぜ。
  • 第7使徒戦。今回、使徒との戦いがボス戦っぽい雰囲気でいいんだよねー。時間の都合でサクサク片付くけどボスっぽさは保ってるという。BGMもあいまってナムコアーケードゲームに出てくるボスみたいな感じ。それにしても過去三回の使徒殲滅戦を経験するのみのミサトが「デコイ!」とか見抜いちゃうのは凄まじい観察力。しかも使徒って個体差大きいのに。これぐらいでないと指揮官は務まらんのかー。
  • キーアイテム味噌汁で綾波ルート分岐来たー。*1ちうかシンジ周りのギャルゲっぽさよ。メインキャラのほとんどにシンジとのイベントが存在するという……。そんな中で一番ギャルゲを感じたのは加持の「ミサトは好きか?」に対するシンジの過剰反応。これでメインヒロインは綾波っつうことなのかなーとも思うけど、それは自動的に近親相姦ルートなわけで、そこら辺って2009年っぽくないと思うんだよね(フィーリングだけでものを言う男)。じゃあ誰だ?カヲルルートは2009年をわずかに逸れてる気がするけど、ヱヴァQ公開時には時代を真芯に捉える形になっているかもしれん。別に見たくないけど。
  • 委員長、そばかす消えてるよね。でも何故かカメラが引くとそばかすを幻視。何年も前に葬り去ったはずの旧エヴァの亡霊が俺を苦しめる……!
  • 第8使徒きたー。BGMもあいまってセガのゲームのボス戦っぽい。サターンの頃の。この戦闘、凄く良いね。走るエヴァがかっこいい。ダダダダダダダーッ!ガシィ!ブスッ!ギャー!使徒って痛みで心を折ろうとしてるかのような攻め方をしてくるよね。なんか末端部分から刺したり削いだりしていくぜみたいな。
  • 妹が急に退院してきたり、思わせぶりにアイスでハズレくじを引いたことを宣言してみたりと、猛スピードで死亡フラグを立てまくるトウジ。ははあ、どうやらコイツはよほど足がいらんらしい。この勢いだと二本ともいってしまう可能性もある…と思ったら、その横を赤い奴が通常の三倍のスピードでフラグ回収しながら駆け抜けていった。ハズレって抽選から漏れたってことかー。
  • エレベーターでのレイとの会話を皮切りに、着実に死への道を歩む赤いの。ここで注意すべきなのはエレベーターで先に話しかけてくるのはレイだという事ね。青い死神がアスカを死亡ルートへと誘う!さらに電話を使っての「ありがとう」攻撃で死兆星ゲージを溜める!死神!注意深く見ていた方は、医務室でワンカットだけ綾波の顔がドクロになっている箇所があった事に気付いただろうと思う。嘘だけど。かくして、アスカがプラグスーツに着替えながらミサト会話するあたりでは、俺の頭の中にテーレッテーと『愛を取り戻せ』のインストバージョンが流れていた。露出度高い死装束だなー。
  • アスカが酷い事に。展開わかっててもしょんぼりする。なんやかんやあって、序に引き続き『知らない天井』来たー。グラディウスとかでいう復活ポイントなのか。この天井が出るだけで少し笑顔になる。Qでも是非。
  • 第10使徒戦。ビースト!666!聖書大好きなオタ大喜び!健康な歯を見せつけるマキのメガネが片方だけパリーン。そういえばオープニングの第3使途戦でも片方だけ割ってたんだけど、これって目に入りでもしたら危険よね。ロボットに乗るうえでの視力矯正ってどうするのが望ましいんだろうね。コンタクトだともっと危なそうだし。ハード側でなんとかできないんだろうか。
  • 綾波死す。でもアスカの時のショックと違って「代わりが何体もいるし……」と頭のどこかで考えてしまうあたりが綾波可哀想。何年も前に葬り去ったはずの旧エヴァの亡霊が俺を苦しめる……!
  • マキとシンジ再遭遇。すんなり会話してるけど、シンジはよく二号機パイロットがマキであるとわかったなー。声でわかるだろって話もあるだろうけど、ちょこっと会話しただけのメガネパラシューターがボロボロの二号機に乗ってやってくるのは、シンジ視点だとかなり意味不明だぜ。まあ、ネルフの内部事情を知る同年代の子ともなればチルドレンである可能性が高いとあたりをつけていたのんかもしれんが。
  • シンジ走る。すげえ度胸だよ。あんな危険地帯を前にしたら大人の俺でも足が震えてまともに走れないと思う。それをあのシンジ君が……。まあ、男子三日会わざれば括目して見よということわざがあることを考えれば、三日どころかいっぺん地球滅んで二周目の彼がこれぐらいの事をやってのけるのは普通なのかもしれん。俺も来世は頑張るぞ。
  • ゲンドウの顔に使徒の血がドバーッ。でも避けない!零号機が強化ガラスに頭突きした時といい、なぜゲンドウは紙一重の見切りを披露しますか?
  • エヴァ初号機活動停止!はいはい、暴走するんでしょー?エヴァがピカーッてなってミサト達も「暴走!?」とか騒ぎだした。予定調和。…と思ったら、シンジ君の意思で動いてるのね。ちょっとジーンと来てしまった。暴走じゃなかった!ミサトの台詞も俺の心を熱くする。客席からは「シンジがんばれ」「シンジ負けるな」の声が。
  • シンジの顔がかっこいい。シンジの顔の造作について思うところといえば「こいつ将来禿げそうだなー」ぐらいしかなかったんだけど、このあたりのシンジはかっこいいなー。そりゃギャルゲ展開もやむなしだわ。
  • シンジが握った!なんかモテ台詞言った後に綾波の手を握った!そして用済みでおなじみのバアさんが何かブツブツ言ってる!よくわからんけど世界が終わるらしい!続く!
  • ♪もーっしも願いひとつだけーかなーうなっらー……ってこれ、ミサトが口にした「あなた自身の願い」とシンクロする形なのか。宇多田さんにはストーリー上の重要機密が知らされていた……!なんてことはないだろうから、歌詞にあわせてきたのか偶然なのか。しっかし「君のそばで眠らせて どんな場所でもいいよ」とは言ったものの、それが初号機に閉じ込められる形で実現するとは……。


という感じでした。三回目があるようなら、また。はしゃぎすぎて『参回目』とか書いてるかもしれませんが。

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