どうしようもない僕にラブプラスが降りてきた

ギャルゲー等のヒロインに『趣味:格闘ゲーム』という属性を付加することによって「キモオタのあなたにもヒロインとの接点ができましたよー?」みたいなアレに憤りを覚えている俺なので、ラブプラスにも格ゲー大好きっ娘がいると聞き怒り爆発。「絶対に許しておけぬ。その正体、この目で見極めてくれるわ」と、発売日前日の夜だというのに家を飛び出す俺。ゲームショップの店員に「すいません。ラブプラスってまだ売ってませんか?」と聞く俺。「深夜0時からの販売になりますよ」と聞き、近くの公園のベンチに腰掛けて時間をつぶす俺。夜の公園のベンチで背中を丸めた中年男性がギャルゲーの発売を待つ……こんな不幸な光景はそうそう見られるもんではない。俺の近くに座ってたカップルは珍しいもの見れて幸せだったよなと思う。
事前情報を入れたくないので説明書すら読まずに電源を入れたが、とりあえず格闘ゲーム大好きっ娘が誰であるかだけは確認せねばならぬ。調べてみると、数年前にトラブルから拳闘界を追われた丹下のおっつあんこと丹下桜が演じているらしい。泪橋を逆に渡ってきた、嬢の復帰作というわけか。こいつは面白くなってきたぜ。
……で、現時点までの感想を書きたいのだが、特に書くことがない。というか発売後、数日しか経っていないので、誰であってもリアルタイムモードの評価をすることができないんだよな。現時点で言えるのは皆口裕子が恋愛について語りだすと空気が完全に『ねるとん紅鯨団』になってしまうという事と、丹下の格ゲー大好き設定って別にいらなかったんじゃないかなという二点ぐらい。それにしても、DSって継続してプレイする必要があるゲームが多いのに、スロットが一つしかないのが辛いよなあ。ラブプラスを取るかドラクエを取るかという二択を強いられるのが厳しい。ラブプラスにもすれちがい通信機能がついてたならドラクエを諦めることも可能なのに……。