中古ソフト対策…なのか

既に今は状況が違うだろうけど、ドラゴンクエスト9は中古市場への出回りが遅かったと聞く。それは1年間かけたクエスト配信が理由だとか、すれちがい通信の人気が理由だとかいう意見があるようだ。中古問題に頭を痛めているゲームメーカーとしては是非とも真似をしていきたい所だろう。だが実際は、発売後1年間のダウンロードサービスもすれちがい通信ドラクエ発売以前から普通に存在するものなわけであり、本当に決め手となったのは上記の理由に加えて「まだ皆が遊んでるから手放しづらい」という点なのではないだろうか。前提としてソフトが大量に売れていることが要求されるので、他のソフトが参考にできるかというと少し難しいだろう。
そんな時にDS用ソフトであるイナズマイレブン2を見て「これだ!」と思った。なんと、カートリッジのラベルに名前を書くための空白が印刷されているのだ。ファミコンソフトの時代には裏面に名前欄が用意されているソフトも存在したが、それとは状況が違う。小さなDSのカートリッジの前面にタイトルロゴと同じ大きさで誰とも知れぬ子供のフルネームが記入されていたならどうなるかと考えれば、これは流石に買取拒否であろう。これこそ低コストで誰にでも真似できる中古対策なのではなかろうか。まあ、問題は名前欄があるからといってDSソフトに名前を書く子供がいるかどうかなんだが……と思ってたら、電車で遭遇したDSのソフトを抜き差しする子供の手に握られたイナズマイレブン2のカートリッジには、おそらく彼のものであろうフルネームが記入されていた。いける……のか?
これ、ラブプラスに導入したら良かったんじゃないかなあ。スクリーンの中の彼女を裏切らぬ誓いとしてカートリッジのラベルに本名を記入。なんか、若気の至りで恋人の名前のタトゥーを入れちゃう感じですが。