その数は連勝数でなく、バルログの爪を折った数

3rdオタがKOFオタをなじり、KOFオタがギルティオタを貶し、ギルティオタがメルブラオタを笑う。
しかし世間の感想は「何?あいつら全員気持ち悪い」で終了。格闘ゲーマーという括りにすら持っていってもらえない悲劇。マッハの戦いっつうの?


でもどう考えても違うんですよな。あたりまえだけどジャンルが違えばプレイヤー層も変わるし、同じゲームでもどう遊んでるかでまた違ったりする。
「ガード不能技を最速で当て続けるだけの鉄拳タイムアタック、失敗したら捨てゲー」とかやってる修行僧みたいな人と俺の気楽なプレイが一緒だとは思えないもん。
あとあれだ。シューティングゲームで「1面がどれになるかランダム」とかあるじゃないですか。彩京とかの。あれで稼げる順番に面がでないと捨てゲーとか。
もう普通の人には何やってるかわからないんだろうなあ。
「100円入れてプレイせずに自爆。ゲームオーバーになったらまた100円投入」ってのをずーっと繰り返してる人がいたら予備知識がない人だったら「狂」一文字しか浮かびませんもん。「店長ーっ!店長ーっ!」ってなりますもん。
上に挙げたのは運が絡む稼ぎの話なんでちょっと特殊かもしれないけど、にしてもスコアラーって特殊だと思いました。高い身体能力、弛まぬ努力、鋭い閃き。しかし世間で認められることは決してないという。

ああ、そうだ。何の話するか忘れかけてた。
ユリイカを読んだ - おれはおまえのパパじゃない
渋谷洋一ってそんな突然変異的な存在じゃなくて、この手の人だったんじゃないかなあ。
ドラスピのやりこみプレイとかやってるようだし。
http://usagiya.cside2.com/notes/rnote.php?u=books/03sa/4837960405.htm
バイクっていうのもハードロックやヘビメタ同様、ちょっと間違った方に悪ぶってしまったオタアイテムの定番のような。
あのあたりの時期は(昨日のエントリの話とも関係するけど)「ゲームはダサくない!」って形で客層を拡大しようとする時期だったんかなぁ。渋谷洋一ってその始まりのために駆りだされた人材なのかもしれん。渋谷洋一が特別だと思いたがる人が渋谷洋一を特別にしたのかもしれん。本人がどう思ってたかは知らないけど時代は彼にそのためのみこしの役目を与えたのかもしれん。まあようするにバーチャのせいかもしれん。バーチャとテクノとnendoのせいかもしれん。それで(中略)Dotsが売れた。