魔女っ子キリコ

「なぜシュガシュガルーンはオタ男子の間で話題にならないの?オタは魔女っ子が大好きじゃないの?」という質問を受けた。
俺はシュガルン自体見たことなかったので返答に困ったが、

  • 絵がメイクばっちりの成人女性をデフォルメした感じのものであること
  • 安野モヨコキャラは自分を主体におく上に、心に自立した女の鎧をまとっているから

というあたりじゃないかと予想してみた。
萌えとは、欠落を足がかりに想像力を膨らませていくものだと思う。
だから、絶世の美女に湧く感情は萌えではない。針の穴の大きさでもいいから隙が必要だ。それを足がかりに萌えは強固なダムを決壊させる。
求めるものは、例えるならば全身に50枚ぐらい菩提樹の葉を貼り付けたジークフリート?不死身なんだか弱点だらけなんだかわかんないよ!みたいなの。
神聖かつ堅牢であって欲しいが、俺が扉をこじ開けるための隙間が存在していなくてはならない。最近のツンデレブームもこの辺に理由があるのだろうか。
オタは約束を求めている。
オタは裏切られない約束を求めている*1
少なくともシュガルンはオタと指切りをしてくれないし、もとよりそんな目的で作られてない。
うーん。でも安野モヨコ庵野秀明と結婚しているんだよなあ。謎だとまでは言わないが、オタと一般女子の接点は皆無というわけではないのかもしれんと思った。
安野も漫画家だし世間的な感覚からいけば充分オタなんだけど。

おまけ:魚喃キリコ原作の魔女っ子アニメ

  1. 魔法を使ったあとは必ず物陰で嘔吐
  2. 「ごらん。惚れ薬だって、こんな汚らしい材料からできるんだよ…」
  3. 妊娠したら魔力を喪失してしまった…とかいうエピソード

うわあ。全く萌えない。
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*1:しかし、決して破られることのない約束って約束と呼べるんだろうか。