オタクよオタク　何故かざす

オタ

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だから何故手の甲をこっちに向ける！


オタが選ぶかっこいいポーズのひとつ、"手の甲をかざす"についてのお話です。

  • なぜオタは格闘だって言ってるのに飛び道具撃ちますか？

http://d.hatena.ne.jp/lu-and-cy/20050817#p1
で触れた時には暴走する力に限定したが、「自分が超常的な力を持つことの誇示」として手の甲をこっちに向けるパターンってのも多いよな。ルーツは魔術だの呪術だので手の甲に特殊な図柄を描くものじゃないかなあと思ったんだが、検索してもそれらしいものが見つからない。これ自体日本発祥だったりしないよな？帝都物語以前でそういうのってあったんだろうか？
だいたい手の甲を向けるというのはいまいち効果がわかりにくい。体の末端である指先や皮膚の薄い手の平から何かが出るっていう発想はわからんでもないんだが、手の甲ってなんなんだろう。いや、別にあれは手の甲から何かが出るわけじゃないもんな。これはあくまでもポーズなんだよね。「言っとくけど、俺はすごいことできますよ」っていうポーズ。そりゃかっこいいと思うよなあ。すごいことできるんだもん。
サイキックフォース2012のゲーメスト杯においてトッププレイヤーの１人だったルシフェル氏が選手宣誓を行った時にとっていたポーズが手の甲をかざすヤツだった、という話を聞いたことがある。そうか、静かなる力の誇示なのだな。極めてクールに泰然と（あくまでもオタ判断）に自分が特別な存在であることをアピールできる。力の誇示はどうしてもあさましく見えがちだ。かっこよくあるべき登場人物達が必死に自分の強さを周囲に知らしめようとしているのは美しくない。そのような中でこのポーズは有効だったと考えられる。
それにしても、こんなに素晴らしい発明であるところの手の甲かざしのルーツはなんなのかが気になる。日本で最初にかざした男は誰なのか。彼は何故かざしたのか。