ときめき上級者

「ギャルゲ以外では女と話した事がないんだろ?ゲハハハ」というのはよく見るオタ罵倒のセリフなんだが、思えばときめきメモリアルの頃ってギャルゲで女性と触れあう事にすら不慣れな人がいっぱいいたはずだよな。同級生や卒業はすでに存在したけど、コンシュマーではまだまだ未開拓のジャンルだったわけだし。
そのせいか、ときメモの女キャラは大体が向こうから強引にアプローチをしかけてくるタイプか、おとなしいのでプレイヤーの言うことを黙って聞くタイプの2択。しかも告白まで向こうからしてくれる*1。全員のご機嫌をとらないと悪い噂が広まるシステムがゲーム性に繋がっているということは、逆に考えるとタイマンでの攻略難度は限りなく低いってことなわけだもんな。初心者相手だということで完全サンドバッグモード。殴ればすぐに真っ赤に染まる。
そういや、「現実の恋愛では会話って3択じゃないんだけど?」というのもよく見る罵倒だが、今やオタは二次元女子との会話がコマンド入力式だったとしても、そこそこ気の利いたセリフを言えるんじゃないだろうか(まあ、もちろん有効対象は二次元女子のみのセリフなんだけど)。いやー、経験って素晴らしいな。
人は経験をつめばなんとかなるってことだから、今、オタに求められてるのは初心者向けの恋愛だよなあ。それがどんなもんか知らんけど。相手が常にヒントくれるとか?相手が最初から自分にすごい好意を持ってるとか?いや、それは初心者向け恋愛とかじゃなくて、ただの一目惚れじゃないかしら。でもまあ、一目惚れをきっかけに経験を積んでいけたら良いよね。あれっ?何かを提案しようとして願望を言うだけに終わるという最悪の結末が。


そういや鏡さんってツンデレだよなー(月野うさぎのような状態遷移型のツンデレってやつ)。初心者的には人気のなかった彼女も経験を積んだ今のユーザーに目にはかなうかもしれんなあと思ったが、やっぱり単に造形の問題のような気もしたのでダメかもしれん。
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*1:サターン版ではこっちから告白もできるけど