キャラ=我が子?
田中芳樹が銀河英雄伝説のやおい同人誌について「我が子がポルノに出演して喜ぶ親などいない」と語ったことがありました。当時は我が子をポルノに出して喜ぶ親といえばガイナックス(電脳学園シリーズ)ぐらいしか思いつかなかったわけですが、今は同人誌出身の作家も増えたせいか我が子のポーノ出演に寛容な親御さんも増えてきたようです。っつうか、さっきふと気付いたんだけど、この例えはおかしいよな。だってこの理屈でいくと、作者が作中人物の死を描くことは、親が子を自らの手で絞め殺すことになっちゃうわけじゃない。自分のあずかり知らぬところでポルノに出るのは許せないけど自分の手で殺すのはアリですって、なんか典型的なマズい親の姿だよな。言葉の勢いに20年近く誤魔化されてきたけど比喩による比較って本当に危険じゃぜ。