このエントリはオリエント急行殺人事件のネタバレを含んでいます

オリエント急行殺人事件のネタバレを含んでいるのでリンクはひかえさせていたただきますが、巡回先のブログにおけるオリエント急行のネタバレを含んだエントリに、ブックマークで不快感をしめしていた方がいらしてですね。なんかインターネット上のネタバレというものについて考えさせられてしまったわけです。
俺の中でオリエント急行事件のオチは「犯人はヤス」と同じカテゴリに入っているのですよ。そしてこれが俺だけの特殊な感覚でないことは、数々の漫画、映画、小説等でオリエント急行が既知の事柄であることを前提とした台詞やジョークが出ていることから考えて、全く間違った考えじゃないとは思うんですが、まあ、当然ながらオリエント急行事件をこれから読む人というのも世の中にはたくさんいるわけですな。もしここで俺が「オリエント急行殺人事件をもとに製作されたゲームが黒ひげ危機一発」とか「ヒト イッカイズツ」とか書いたら激怒する人もいるわけじゃないですか。激怒してやって来た人達が俺を一回ずつ刺すわけじゃないですか。それは困るわけですよ。
いや、つうか「犯人はヤス」もこれからポートピア連続殺人事件をプレイする人なんていないだろうという前提があるからこそネタにできたわけですが、携帯電話用のアプリケーション等でリメイクされることが多い昨今、「犯人はヤス」はアウトかもしれませんよ。活字離れが叫ばれる昨今、下手すると新規にオリエント急行殺人事件を読む人よりは携帯でポートピアをプレイする人の方が多いかもしれません。
まあ、何かのストーリーの重要部分に触れたエントリを書く場合はその都度『○○のネタバレを含む』って書いておけばいいかとは思うんですが、それも重たいなーと思うわけです。『このエントリは猿の惑星の重要なネタバレを含んでいます』とか書きたくないわけですよ。『このエントリにはジョジョ第三部に登場するスタンドの能力に関する記述があります』とか書きたくないわけですよ。でも実際これでぶちきれて掲示板に恨み言を書き連ねている人を見たことがあるんですよ。もう何も発信できませんよ。誰かの歩いた道は、これから誰かが歩く道ですよ。お前の人生は誰かのネタバレなのですよ。
しかしなー。古典の話はともかくとして、かんなぎのメイン読者層で、今回のかんなぎ騒動を回避できた単行本派読者って存在するのかなー。あ、もしあなたが偶然にも回避できてるかんなぎ読者ならググったりしないで!かんなぎの舞台は地球!