ブラスト公論

ようやく買ってきた。
メロウマイマインド(http://d.hatena.ne.jp/mellowmymind/20061025/p1)で紹介されたのが最近だったり、ブログ公論(http://kouron.blog48.fc2.com/)でも普通に宣伝がなされてることから最近出版されてものだと勘違いしてた。あちこち探しても見つからんはずだ。結局は近所の本屋で見つけた。青い鳥のようだ。
よく考えたらARTIFACTハテナ系辻仁成監督映画に関するエントリ(http://d.hatena.ne.jp/kanose/20060518/filament)で書名が出てたんだったな。うかつであった。
で、読みながら思い出したことが。たしかアルバム・噂の伴奏の発売記念ライブのことだったと思うんだけど、イベントのオープニングで宇多丸氏がJ-POPメインのDJをやったんですよ。オリジナルラブの月の裏で会いましょうとかから始まってボンボンブランコとかモー娘とかかけてたんだっけな。俺としては大興奮したんだけど、ヒップホップ好きの客の趣味とは全く噛みあわなかったらしくフロアの盛り下がり方の凄いこと凄いこと。こんな白けきった空間はそうそうないぞってぐらい。CD発売記念のイベントなんだから、その場にいる人間達にとっては大スターであるはずの宇多丸氏がプレイしてるにもかかわらずの大寒波。この惨状を高い位置にあるブースで見てる彼の心中は…とか心配になってきたほどだった(当然ですが、その後のライブはちゃんと盛り上がってました)。
うまく言えないけど、あの出来事は俺に何らかの問題を投げかけていた気がするな。答えがでないどころか、その問題がなんであるのかわからないまま2006年が終わろうとしているけど。
あれって2002年だったから、この本のちょうど真ん中あたりのページかなー。そう思いながら読むとなんか面白かった。