ドラクエ トゥルー・ワード

ウィザードリィに登場する呪文はトゥルーワードという特殊な魔法言語からなっている。
例えば爆発の呪文であるTILTOWAITはTIL(速き)TO(風)WA(光)IT(解放)から構成されてるといった具合。

  • 参考URL

http://www.pekori.jp/~emonoya/faq/spell/spell_tw.html


これをドラゴンクエストの呪文でやってみたらどうか考えてみた。つっても、ドラクエの呪文って駄洒落や語感優先でつけられてるから全くのこじつけにしかならないんだけどな。
まず何度も使われてる単語に目をつける。ザからいってみようか。ザラキザオラルは死の呪文と蘇生の呪文という相反する効果があるにもかかわらずザとラが共通している。おそらくザが「生命」を意味するのだろう。ラが「変化」を表すとすれば、キは「失う」だ。つまりザラキは「生命が変化し失われた状態になる」という意味があるのだ。じゃあ睡眠から回復する魔法ザメハはどうしよう?そうだな…古代において眠りは短い死とされていたということでどうだろうか。なんかそれっぽくなってきたぞ。キが失うという意味になったところで今度はキのつく呪文を見てみる。キアリーキアリク。毒が「なくなる」麻痺が「なくなる」ということで意味が通るな。
他の頻出単語はマとかか。これはメラゾーマだのマヒャドだのといった最上級呪文系に使われるので「力(ちから)」でいいだろう。んじゃ次も頻出のホいってみよう。ホイミ系で使われるから「満たす」あたりでどうかな。つじつまが合わなくなったら複数の意味を持たせたりすることにしよう(いいかげん)。次はテ。メガンテマダンテに使われるテは「生贄、犠牲」の意味ということにしよう。
さてここでマホキテという呪文について見てもらおう。受けた呪文の分だけMPを回復できるこの呪文はマ(力)ホ(満たす)キ(失う)テ(犠牲)から構成されている。つまり「犠牲となり体力を失うことによって魔力を満たす」ということになるわけだ。てきとうに一つずつ決めていってもそれらしくなるもんだな。
あとはさしあたって決めた単語を含む短い呪文について個別に意味づけしていくと楽そうだな。どんなのが楽かというとルーラとか。なぜならルーを含む呪文はラナルータとルーラ系しかないから。ラは既に「変化」の意味に決まっているのでルーが「場所」でいいだろう。あとは作り手が意味を決めて使ってたものも楽だな。例えば初代ドラクエではホイミの上位呪文がベホイミでありギラの上位がベギラマであるといった風に、あきらかに上位呪文を表す単語として使用されている。これなんかは素直に「強めの」とかにしておけばいいだろう。
疲れてきたのでこれぐらいにするが、頑張ればそれらしい感じになるんじゃなかろうか。すごい暇な時とかにやってみようかなあ。ちょっとしたパズルとして楽しめそう。