アックスチョッパーさくら
誤って桜の木を切ったワシントンが、その罪を正直に告白することで父親に許されたという逸話(創作)がある。しかしなあ、桜って誤って切り倒せるものか?絶対故意じゃなきゃ無理だろう。
そう思って検索してみたのだが、正確なストーリーがいまひとつわからん。
以下は検索結果
◆桜を切り倒した理由
- 叔父にもらった斧で試し切り
- 誤って
◆損傷の程度
- 斧で切り倒した
- 斧で傷をつけた
- 枝を折った
「誤って枝を折った」の組み合わせなら父親が許すのも頷ける。しかしこの逸話がGeorge Washington's axeと呼ばれる理由がなくなる。斧はどこへ行った。おそらく俺と同じように「誤って枝を折ったなら許せるかな」みたいな気持ちがオリジナルの話をこのように歪ませたのではないかと予想する。
では他の組み合わせはどうだ。試し切り。試し切りってなあ。この場合、親父のやるべきことは許すことでなくジョージの横っ面をぶん殴ることだと思う。「試し切り」は、どの損傷程度のカードと組み合わせても到底許すことができそうにない。かなり強力なカードだ。
では「切り倒した」はどうか。「間違って切り倒しました」か。いや、このケースでも親父のやるべきことはジョージの横っ面への攻撃であり、考える余地があるとするならばその回数を何回にするかだな。
じゃあ「誤って傷をつけた」という組み合わせはどうか。これはかなり許せそうな気がするが、そもそもなんでお前は斧を持ってフラフラしてたんだという疑問が残る。斧って木を切る時ぐらいしかもたないだろ。それはもはや、迂闊というレベルでは済まされそうにない。
ダメだ。どうあっても許せそうにない。ジョージをぶん殴らずにいられない。もちろん殴られた彼が大統領になることはないだろう。今、その後の彼の人生をシミュレートしたら最終的には路地裏でチンピラに刺されて死んでた。その死体には季節外れの桜の花びらが積もっていたという。
そもそも作り話なんだからどうでもいいやと思わんでもないけど、オリジナルではどうなってたんだろう。気になるといえば気になる。
*追記
ブックマークコメントで教えていただきました
http://xroads.virginia.edu/~cap/gw/chap2.html
えーと、「ジョージの中で斧であれこれ切りまくるのがマイブームだった時、庭園でブルンブルンやってたら間違って傷つけてしまった!」が正解なのかな。
やっぱ怒るべきだと思うよ…。