日常

久しぶりにゲシュタルト崩壊

書き取り能力の低下が叫ばれるワープロ世代。とりあえず常用漢字だけでもなんとかせねばなあと思いニンテンドーDS用の「漢検DS」でトレーニングする俺であったのだが、タッチペンの認識力の問題か我が悪筆の問題か、入力した文字がことごとく誤認識される。…

ドリンクと呼ぶ声が聞こえ

世界初オタク系SNS・オタバなのだが、とりあえず登録したものの全然利用することはなかった。当時は退会するのにわざわざメールを送らなければならない仕様だったため、面倒くさくて適当な名前に変更後放置することにしたのが何ヶ月前のことだったか。 そし…

違和感という名のポケットモンスター

DSポケットモンスターのマイク通話機能が非日常感でいっぱい。 だいたいネットを通じての会話はskypeで経験しているし、それ以前に携帯電話というものが普及してから何年だ?という感じなんですが、それでもニンテンドーDSから人の声が聞こえるというのは違…

演歌の夜道

住宅地の立ち並ぶ細い路地から夕闇が濃くなっていく空を見上げると、知らぬ間に自分が地面にできた亀裂に落ち込んでしまったのではないかというような錯覚を覚える。沈み去る太陽に色彩を奪われた家々の壁面が切り立った崖を思わせたからかもしれないし、世…

フレンドシップとベイビリティ

カレー屋で後方の席にいる二人組の男が大声で話をしておった。 大声であるにもかかわらずくぐもった声で語られるのは若者への憎悪であった。ティーン達の知性を、服装を、言動を恨みがましい調子で罵倒し続けるのを聞いていると俺の心は荒み、口の中の飯はど…

その話、聞きたい

カレー屋でとなりの席にいるガタイのいい男達のグループの会話が、どうやら空手家の目からみた三島流空手(鉄拳)のモーションについてであるようだった。

エヴリシン バッザ ガール

古本屋だったはずがゲームの買取を始めて古着も売り出して…などとよくわからない多角経営を開始してしまう店というのはたまにある。 俺の知る、とある古本屋もそんな店のひとつだったのだが、今日店の前を通りかかると、ついに「何でも承ります」という貼り…

ピッと凛々しく

近所の寺の前に月替わりで替わるありがたい教訓がしたためられた貼り紙がある。そいつに現在書かれている言葉が「気がついたら背すじを伸ばそう」であり、これがまた役に立っておるのですよ。 普通に生活していて自分の姿勢にまで気が回ることは滅多になく、…

俺とポリスと太陽と

「はあ…はあ…はあ…はあ……奥さぁん…。奥さんの頭上には何色の太陽が輝いてるのォ…?」 そんな新機軸のイタズラ電話に対する奥さんの回答は、 「あたしの空に太陽は輝いていない」 そこで俺がすかさず 「だったら俺が…奥さんの太陽になってあげるよ」 かくして…

在りもしない会社名に驚くのこと

自転車で器用に夏の日差しをかいくぐりながら走っていると、視界の隅に映ったビルの郵便受けに「株式会社 ワロタ」というふざけた社名が。 このような社名を良しとした度の過ぎたお調子者のことを考えて少々憂鬱になり、しかしながらこの社名が社会で通用す…

在りもしない狂気を感じるのこと

自転車でツイーッと夜道を走っていると、視界の隅に映った飲み屋にびっしりと貼り紙が。 その貼り紙に「魔王! 元老院! 天誅!」などの文字が見て取れたので「日常に潜む狂気発見」と叫んで急ブレーキ。慌てて数メートルほど引き返して貼り紙を凝視したのだ…

孤独とFと戦争と

つらい。孤独だ。この孤独はもはや戦争。藤子F不二雄司令官の命によって我が心の中でひとりぼっちの宇宙戦争が開戦しておった。SFとは、すごく不安の略である。戦局は圧倒的不利。Fであるということで実戦配備が期待された猫型兵器は影も形も見えず、我が軍…

押忍!闘え!メガネスーパー店員

どうしょうもない俺に天使が降りてこないかなー。着地の瞬間に大きく胸揺れするタイプの天使ならばより好ましい。そんなことを考えながら上空とアルタのスクリーンを交互に見つめつつ新宿駅前を歩いていると、前方になんだか不思議な節回しで叫ぶ男が見える…

落ちた帽子との間合いを計る

病院から帰る途中。チャイルドシートに幼女を乗せて自転車をこぐ母親とすれ違った時、幼女のかぶっていた帽子が風にあおられて飛んだ。 無視して通り過ぎるには俺と帽子の距離が近すぎたのだが、俺が自転車を降りてまで帽子を拾うには母親と帽子の距離が近す…

水中にて

7月の終わり。降り続いた雨がようやく止み、雲間から太陽が見え始めていた日、足早に橋の上を通り過ぎようとしていた俺は火野正平とすれ違った。 彼に妙な違和感を感じて振り返りまじまじとその姿を凝視すると、彼は水を吸ってぶくぶくと膨れ上がっており、…

侵食する遊具空間

俺のお気に入りの散歩スポットである馬橋児童遊園は、御覧のとおり遊園というよりはただの道路であり、ただの住宅地。住宅の立ち並ぶ路地を進んでいくとポツリポツリとブランコや滑り台が道幅に不釣り合いな存在感で立ちはだかる。点在する遊具に遭遇するた…

開国して下さいと呼ぶ声が聞こえ

帰宅中であろうギャルよりの女子高生3人が例の宮崎吐夢の口調で「開国して下さいヨー」などと言ってふざけあってるのを見て 1.共通の話題として楽しめているとうことは3人ともネット環境がある(学校でPCを扱う授業があるのかもしれん) 2.宮崎吐夢のネタが…

サッカーブロール

見てなかった。サッカーに関してはフェンスの向こうにボールを蹴り飛ばした方が勝ちということぐらいしか知らないので。

かわいそうなお兄ちゃん

子供数人と大人数人での写真撮影。 撮影者が、被写体の笑顔を引き出す言葉「いちたすいちはー?」を叫ぶ。 その時「ちょっと待って!」とそれを制した男は、単に自分の髪型を整えようとしただけのことだったのだが、子供達は「えっ!?」という表情で彼の顔…

蠍の如く

昨晩PCの前に向かっていたら急に体中にズッシリとした重みを感じ、関節という関節が錆び付いたように動かなくなった。球界を震撼させるために開発された例のギブスを付けられたかの如くである。 体の鈍りが原因だろうと思った俺は、とりあえず腕立て伏せで体…

割り込み&なおす

結構有名な話だが、関西や九州では「しまう・片付ける」ことを「なおす」という。標準語では言うまでもなく「なおす」は修理する事であり、これはなまじ標準語にも存在する言葉だけに面倒くさい。「なおしておいて」と渡されたものが壊れていなかったら普通…

虎縞パラシューター

ネットであれこれ発言している非モテの人達に思う事は「今後うっかり恋人ができてしまった時大変じゃね?」っつうことだ。ほら、道を歩いてるときに空から虎縞ビキニが降ってこんとも限らんわけだ。しかもその日を境に毎日連続で5人もだぜ?曜日が進むごと…

サイダリオン

道に落ちていた空き缶に書かれた商品名が"サイダー" そのものズバリなネーミングに心惹かれて缶に書かれた文字をよく読んでみると、 「ゴクッ シュワッ サイダー」 笑いを噛み殺しながら「0点だな、これ」と呟くものの、「ゴクッ シュワッ サイダー」がこの…

雰囲気に飲まれて間違った認識をするのこと

電話好きというわけでもないので導入をためらっていたスカイプ。しかし周囲の人が楽しそうに会議通話とかやっているので俺も導入してみた。さっそくテスト的に2人で話しているうちに少し興奮してきて思わず「未来っぽい」などと口走ってしまったのだが、「…

絶賛健康法

ステーキハウスで飯を食っていたら、となりの席に若いカップルが座った。 まずカップルは店の雰囲気を褒めそやし、そしてランチの安さを褒め、セットメニューの微妙なネーミングに笑い、コーヒーがおかわり自由である事を喜び、実際に注文が来たあとは、おい…

僕は絶対に絶対に嘘なんか言ってNAI

実家のそばに豹を飼ってる家があった。 家を出て100メートルほど直進して角を右に曲がると、木々が空を覆い隠す薄暗い通りがあり、その途中にあるあばら屋の庭には大きな大きな檻があって、中から黒い豹がこちらを睨んでいたのだ。ほのかに立ちのぼる獣臭、…

オートポーション

ポーションがコンビニ売ってたんで買ってきた。 なんつうかオロナミンCだった。口に含んだときと後味にハーブっぽさがあるものの、まあおおむねオロナミン。 原材料を見るとハーブだかなんだかの名前がずらっと並んでてそれっぽいんだが、飲んでるときに頭…

本喜利

本屋の新刊書のコーナーに「面接で社長を唸らせる一言はこの本に書かれている!」というポップがあった。なにげなくその下に積まれた本に目を移すと"間違いだらけの車選び"。意表を突かれて吹き出した。図らずも、ポップが出題者で本が回答者という大喜利。…

親父の惑星

一時期の両親の不仲が解消されたようなのだが、思えば不仲の大元はなんだったのであろうなと気になっているところに妹から事の真相を聞いて驚愕。父親の浮気が原因だというのだ。 びっくりの原因は大きく分けて2つある。 まず、父親は老人と呼んでさしつか…

ときめきリアル

ときメモオンラインのオフライン交流のために作られた喫茶店である"ときメモ・カフェ エコル" 公式 http://www.overlord.jp/tokimemo/ただでさえ間口の狭そうなジャンルなうえに原宿という男オタと縁遠そうな立地条件のせいで苦戦必至の未来予想図を、「これ…